【活用ガイド】

JVNDB-2026-011464

RackのRack::Sessionにおける複数の脆弱性

概要

Rack::SessionはRackのセッション管理の実装です。バージョン2.0.0から2.1.2未満の間、Rack::Session::Cookieはsecretsが設定されている場合の復号失敗を正しく処理していませんでした。クッキーの復号に失敗すると、実装はクッキーを拒否するのではなくデフォルトのデコーダにフォールバックしてしまいます。これにより、認証されていない攻撃者が設定された秘密情報を知らなくても、有効なセッションデータとして扱われる細工されたセッションクッキーを渡すことが可能です。この仕組みはセッション状態を読み込む際に使用されるため、攻撃者はセッション内容を操作して不正にアクセス権を得る可能性があります。この脆弱性はバージョン2.1.2で修正されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Rack
  • Rack::Session 2.0.0 以上 2.1.2 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [その他]
  2. データの信頼性についての不十分な検証(CWE-345) [その他]
  3. 信頼できないデータのデシリアライゼーション(CWE-502) [その他]
  4. 検証および完全性チェックを行っていない Cookie への依存(CWE-565) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-39324
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-39324
更新履歴

  • [2026年04月17日]
      掲載