【活用ガイド】

JVNDB-2026-009460

Linux ContainersのIncusにおけるテンプレートエンジンで使用される特殊な要素の不適切な無効化に関する脆弱性

概要

Incusはシステムコンテナおよび仮想マシンマネージャーです。バージョン6.23.0より前では、インスタンステンプレートファイルがホストサーバー上でroot権限による任意の読み書きを引き起こす可能性がありました。Incusはインスタンス内でpongo2テンプレートを許可しており、インスタンスのライフサイクルの様々な時点でこれを使用してインスタンス内のファイルをテンプレート化できます。このpongo2のIncus内での実装はファイルの読み書きを可能にしていましたが、pongo2のchroot機能は全てのアクセスをインスタンスのファイルシステムに限定すると想定されていました。理論上、テンプレートはファイルを読み取り新しいバージョンのファイルを生成できる設計でした。しかしながら、pongo2によってchrootの隔離機構が完全にスキップされたため、root権限でシステム全体のファイルシステムに簡単にアクセス可能となっていました。バージョン6.23.0でこの問題は修正されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.9 (緊急) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux Containers
  • Incus 6.23.0 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃により、他のソフトウェアにも影響が及ぶ可能性があります。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. テンプレートエンジンで使用される特殊な要素の不適切な無効化(CWE-1336) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-33897
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-33897
更新履歴

  • [2026年04月01日]
      掲載