【活用ガイド】

JVNDB-2026-008914

LinuxのLinux Kernelにおける解放済みメモリの使用に関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、mm/damon/coreの非アクティブコンテキストからcall_controlを削除する処理に関する脆弱性が修正されました。この脆弱性は、damon_call()が終了したコンテキストに対して不適切に操作を行うことにより、use-after-freeが発生する可能性があることに起因します。攻撃者はDAMONのsysfsインターフェースを通じてこの問題を悪用できる可能性がありますが、悪用には権限や特定の条件が必要です。この問題は、終了処理中のコンテキストに対するdamon_call()の呼び出しを適切にキャンセルし、エラー時に不正なcall_controlオブジェクトをクリーンアップする修正を加えることで解決されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.17.1 以上 6.18.7 未満
  • Linux Kernel 6.17
  • Linux Kernel 6.19

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 解放済みメモリの使用(CWE-416) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-23012
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-23012
  2. 関連文書 : mm/damon/core: remove call_control in inactive contexts - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/f9132fbc2e83baf2c45a77043672a63a675c9394)
  3. 関連文書 : mm/damon/core: remove call_control in inactive contexts - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/23b061f421eef03647b512f3df48861706c87db3)
更新履歴

  • [2026年03月27日]
      掲載