【活用ガイド】

JVNDB-2026-008698

LinuxのLinux Kernelにおける到達可能なアサーションに関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、IPv6のPREEMPT_RT環境下でrt6_get_pcpu_route()関数にバグが存在していました。PREEMPT_RTカーネルでは、rt6_get_pcpu_route()がNULLを返した後に現在のタスクがプリエンプトされ、同じCPU上で別のタスクがrt6_make_pcpu_route()を実行してpcpu_rtエントリを正常にインストールすると、その後のcmpxchg()が失敗しBUG_ON(prev)がトリガーされる問題が発生します。preempt_disable/enableの使用は適切ではなく、PREEMPT_RT環境ではcmpxchg()の失敗を穏やかに処理し、メモリ割り当てを解放して既存のpcpu_rtを返すように修正されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.12.1 以上 6.12.64 未満
  • Linux Kernel 6.13 以上 6.18.4 未満
  • Linux Kernel 6.12
  • Linux Kernel 6.19

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 到達可能なアサーション(CWE-617) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-71080
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2025-71080
  2. 関連文書 : ipv6: fix a BUG in rt6_get_pcpu_route() under PREEMPT_RT - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/1dc33ad0867325f8d2c6d7b2a6f542d4f3121f66)
  3. 関連文書 : ipv6: fix a BUG in rt6_get_pcpu_route() under PREEMPT_RT - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/787515ccb2292f82eb0876993129154629a49651)
  4. 関連文書 : ipv6: fix a BUG in rt6_get_pcpu_route() under PREEMPT_RT - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/1adaea51c61b52e24e7ab38f7d3eba023b2d050d)
更新履歴

  • [2026年03月27日]
      掲載