【活用ガイド】

JVNDB-2026-008632

LinuxのLinux KernelにおけるNULL ポインタデリファレンスに関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。btrfsでは、inodeを追跡する際にrootがNULLの場合に発生するNULL参照の問題が修正されました。inodeを追い出す際、最初に行うのはトレースの設定であり、これはrootのIDを取得することを意味します。しかし、btrfs_evict_inode()内ではrootがNULLの場合があり、そのことは後で行うrootがNULLかどうかのチェックからも示唆されます。したがって、rootがNULLの場合は-root_objectidを0に設定するか、rootがNULLでないことを確認した後にトレースの設定を移動する必要があります。解決策としては、rootがNULLの場合でもトレース可能にするためにrootidを0に設定しました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.39.1 以上 6.6.130 未満
  • Linux Kernel 6.13 以上 6.18.6 未満
  • Linux Kernel 6.7 以上 6.12.66 未満
  • Linux Kernel 2.6.39
  • Linux Kernel 6.19

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-71184
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2025-71184
  2. 関連文書 : btrfs: fix NULL dereference on root when tracing inode eviction - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/64d8abd8c5305795a2b35fc96039d99d34f5e762)
  3. 関連文書 : btrfs: fix NULL dereference on root when tracing inode eviction - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/99e057f3d3ef24b99a7b1d84e01dd1bd890098da)
  4. 関連文書 : btrfs: fix NULL dereference on root when tracing inode eviction - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/f157dd661339fc6f5f2b574fe2429c43bd309534)
  5. 関連文書 : btrfs: fix NULL dereference on root when tracing inode eviction - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/582ba48e4a4c06fef6bdcf4e57b7b9af660bbd0c)
更新履歴

  • [2026年03月27日]
      掲載