【活用ガイド】

JVNDB-2026-008331

LinuxのLinux KernelにおけるNULL ポインタデリファレンスに関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。i2c: imxにおいて、ブロックデータ長ハンドラがエラー状態を保持しない問題がありました。ブロック読取が無効な長さ(0またはI2C_SMBUS_BLOCK_MAXより大きい)を返した場合、長さハンドラは状態をIMX_I2C_STATE_FAILEDに設定します。しかし、i2c_imx_master_isr()が無条件にこれをIMX_I2C_STATE_READ_CONTINUEで上書きしてしまい、バッファを越えてシステムクラッシュを引き起こす無限読取ループが発生していました。長さハンドラが設定したエラー状態を保持するために、状態遷移を保護しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.13 以上 6.18.10 未満
  • Linux Kernel 6.19

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-23197
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-23197
  2. 関連文書 : i2c: imx: preserve error state in block data length handler - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/b126097b0327437048bd045a0e4d273dea2910dd)
  3. 関連文書 : i2c: imx: preserve error state in block data length handler - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/3f9b508b3eecc00a243edf320bd83834d6a9b482)
更新履歴

  • [2026年03月24日]
      掲載