【活用ガイド】

JVNDB-2026-007825

authlibにおけるデジタル署名の検証に関する脆弱性

概要

AuthlibはOAuthおよびOpenID Connectサーバーを構築するためのPythonライブラリです。バージョン1.6.9以前では、AuthlibのJWS実装にJWKヘッダーインジェクションの脆弱性が存在しており、認証されていない攻撃者が署名検証を通過する任意のJWTトークンを偽造することが可能でした。key=Noneが任意のJWS逆シリアル化関数に渡されると、ライブラリは攻撃者が制御するJWTのjwkヘッダーフィールドに埋め込まれた暗号鍵を抽出して使用します。攻撃者は自身の秘密鍵でトークンに署名し、対応する公開鍵をヘッダーに埋め込み、サーバーに偽造トークンを暗号的に有効だと認識させて受け入れさせることができ、その結果認証および承認を完全に回避できます。この問題はバージョン1.6.9で修正されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.1 (緊急) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


authlib
  • authlib 1.6.9 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアは停止しません。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. デジタル署名の不適切な検証(CWE-347) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-27962
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-27962
  2. 関連文書 : Release v1.6.9  authlib/authlib  GitHub
  3. 関連文書 : fix(jose): do not use header's jwk automatically  authlib/authlib@a5d4b2d  GitHub
更新履歴

  • [2026年03月19日]
      掲載