【活用ガイド】

JVNDB-2026-007062

Envoy ProxyのEnvoyにおける不正な認証に関する脆弱性

概要

Envoyは高性能なエッジ/ミドル/サービスプロキシです。バージョン1.37.1、1.36.5、1.35.8、および1.34.13より前のEnvoy RBAC(ロールベースアクセス制御)フィルターには、同じヘッダー名に複数の値が存在する場合のHTTPヘッダー検証に関するロジック上の脆弱性があります。Envoyは各ヘッダー値を個別に検証するのではなく、すべての値をカンマ区切りの単一文字列に連結します。この動作により、攻撃者は重複したヘッダーを送信してRBACポリシー、特に「拒否」ルールを回避し、悪意のある値を正確な一致検査から効果的に隠蔽できます。この脆弱性はバージョン1.37.1、1.36.5、1.35.8、および1.34.13で修正されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.2 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Envoy Proxy
  • Envoy 1.34.13 未満
  • Envoy 1.35.0 以上 1.35.8 未満
  • Envoy 1.36.0 以上 1.36.5 未満
  • Envoy 1.37.0

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う情報の一部が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアは停止しません。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不正な認証(CWE-863) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-26308
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-26308
  2. 関連文書 : fix multivalue header bypass in rbac  envoyproxy/envoy@b6ba0b2  GitHub
更新履歴

  • [2026年03月16日]
      掲載