【活用ガイド】

JVNDB-2026-006884

GNU ProjectのGNU BinutilsにおけるNULL ポインタデリファレンスに関する脆弱性

概要

GNU Binutils 2.46までのreadelfには、細工された不正なリロケーションやシンボルデータを含むELFバイナリを処理する際に、無効なポインタの解放が発生する脆弱性があります。dump_relocationsがパースエラーにより早期に終了すると、内部のall_relocations配列が部分的に初期化されないまま残る可能性があります。その後、process_got_section_contents()は無効なr_symbolポインタを解放しようとし、glibcのメモリ破損チェックが発動してプログラムがSIGABRTで終了します。さらなるメモリ破損やコード実行の証拠はなく、本脆弱性の影響はサービス拒否に限定されます。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU Binutils 2.46 およびそれ以前

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

sourceware.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [その他]
  2. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-69651
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2025-69651
  2. 関連文書 : sourceware.org Git - binutils-gdb.git/commit
更新履歴

  • [2026年03月12日]
      掲載