【活用ガイド】

JVNDB-2026-006576

yhiroseのcpp-httplibにおける複数の脆弱性

概要

cpp-httplibはC++11のシングルファイルヘッダーオンリーのクロスプラットフォームHTTP/HTTPSライブラリです。バージョン0.37.0以前では、cpp-httplibはmultipartのContent-Dispositionヘッダー内のRFC 5987でエンコードされたfilename*値を解析するためにstd::regex(libstdc++)を使用していました。libstdc++の正規表現エンジンは深い再帰によるバックトラッキングを実装しており、入力文字ごとに1スタックフレームを消費します。攻撃者は細工されたfilename*パラメータを含む単一のHTTP POSTリクエストを送信することで、制御不能なスタックの増大を引き起こし、スタックオーバーフロー(SIGSEGV)によってサーバープロセスがクラッシュする可能性があります。この問題はバージョン0.37.0で修正されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.9 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


yhirose
  • cpp-httplib 0.37.0 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 非効率的な正規表現の複雑さ(CWE-1333) [その他]
  2. 不適切な再帰制御(CWE-674) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-29076
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-29076
  2. 関連文書 : Release v0.37.0  yhirose/cpp-httplib  GitHub
  3. 関連文書 : Fix problem with alternate file name check  yhirose/cpp-httplib@de296af  GitHub
更新履歴

  • [2026年03月11日]
      掲載