【活用ガイド】

JVNDB-2026-005537

CPSDのCryptoPro Secure Diskにおける完全性チェックの欠如に関する脆弱性

概要

CPSD CryptoPro Secure Diskアプリケーションは、WindowsパーティションをBitLockerで復号化する前にユーザー認証を行うため、小型のLinuxオペレーティングシステムを起動します。このシステムは、ハードディスクにアクセス可能なすべてのユーザーが利用できる暗号化されていない別のパーティション上にあります。複数のチェックによって、LinuxオペレーティングシステムとCryptoPro Secure Diskアプリケーションファイルの整合性が検証されます。もしファイルが変更されている場合、システム起動時にエラーが表示されます。そのうちの一つのチェックはLinuxカーネルのIntegrity Measurement Architecture(IMA)を使用していますが、このIMAでは設定ファイルが検証されておらず、他の対策によってチェックされていなければ設定ファイルが変更可能であることが判明しました。これにより、攻撃者はrootユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できるようになり、例えばバックドアを仕掛けたり、実行中にデータにアクセスしたりすることが可能になります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: 物理
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


CPSD
  • CryptoPro Secure Disk 7.6.6 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

SEC Consult
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 完全性チェックの欠如(CWE-353) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-10010
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2025-10010
更新履歴

  • [2026年03月02日]
      掲載