【活用ガイド】

JVNDB-2026-004900

Debian等の複数ベンダの製品における複数の脆弱性

概要

Fast DDSはOMG(Object Management Group)のDDS(Data Distribution Service)標準を実装したC++ライブラリです。バージョン3.4.1、3.3.1、および2.6.11以前では、セキュリティモードが有効な場合、パブリッシャーから送信されるSPDPパケット内のDATAサブメッセージを改変すると、メモリ不足(OOM)状態が引き起こされ、Fast-DDSがリモートで終了する原因となります。特にDATAサブメッセージ内のPID_IDENTITY_TOKENまたはPID_PERMISSION_TOKENのフィールド、具体的にはreadPropertySeqの長さフィールドが改ざんされると、整数オーバーフローが発生し、リサイズ処理中にOOMが発生します。この問題はバージョン3.4.1、3.3.1、2.6.11で修正されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 11.0
  • Debian GNU/Linux 12.0
  • Debian GNU/Linux 13.0
eProsima
  • Fast-DDS 2.6.11 未満
  • Fast-DDS 3.0.0 以上 3.3.1 未満
  • Fast-DDS 3.4.0

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外読み取り(CWE-125) [その他]
  2. 整数オーバーフローまたはラップアラウンド(CWE-190) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-62599
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2025-62599
  2. 関連文書 : Fix for several CVEs  eProsima/Fast-DDS@a726e6a  GitHub
  3. 関連文書 : Fix for several CVEs  eProsima/Fast-DDS@ced3b6f  GitHub
  4. 関連文書 : Fix for several CVEs  eProsima/Fast-DDS@3542185  GitHub
更新履歴

  • [2026年02月26日]
      掲載