【活用ガイド】

JVNDB-2026-002917

Debian等の複数ベンダの製品における複数の脆弱性

概要

xrdpはオープンソースのRDPサーバーです。v0.10.5より前のxrdpには、認証されていないスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。この問題は接続シーケンス中にユーザードメイン情報を処理する際の不適切な境界チェックに起因しています。悪用されると、この脆弱性によりリモートの攻撃者が対象システム上で任意のコードを実行できる可能性があります。脆弱性によって攻撃者はスタックバッファとリターンアドレスを上書き可能であり、理論的には実行フローのリダイレクトに利用され得ます。コンパイラのフラグでスタックカナリア保護が有効にされた状態でxrdpがビルドされている場合、この脆弱性の影響は軽減されます。その場合、スタックカナリアの値を漏洩させる別の脆弱性が必要となります。修正を受けるにはバージョン0.10.5へアップグレードしてください。さらに、本番環境ではスタックカナリア保護のみに頼らないでください。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 11.0
neutrinolabs
  • xrdp 0.10.5 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. スタックベースのバッファオーバーフロー(CWE-121) [その他]
  2. 境界外書き込み(CWE-787) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-68670
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2025-68670
  2. 関連文書 : Release xrdp v0.10.5  neutrinolabs/xrdp  GitHub
  3. 関連文書 : [SECURITY] [DLA 4464-1] xrdp security update
  4. 関連文書 : Merge commit from fork  neutrinolabs/xrdp@488c8c7  GitHub
更新履歴

  • [2026年02月10日]
      掲載