【活用ガイド】

JVNDB-2026-002343

Linux ContainersのIncusにおけるパストラバーサルの脆弱性

概要

Incusはシステムコンテナおよび仮想マシンマネージャーです。バージョン6.21.0以下では、カスタムイメージでコンテナを起動する権限を持つユーザー(例えば'incus'グループのメンバー)が、テンプレート機能を用いてディレクトリトラバーサルやシンボリックリンクを利用し、ホストの任意ファイルを読み書きできる可能性があります。これにより、最終的にホスト上で任意のコマンドを実行できる恐れがあります。metadata.yamlにテンプレートを含むイメージを使用する際、ソースおよびターゲットのパスに対するシンボリックリンクやディレクトリトラバーサルの検査が行われていません。この脆弱性はIncusOSでも悪用可能です。バージョン6.0.6および6.21.0で修正される予定ですが、公開時点ではリリースされていません。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.7 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux Containers
  • Incus 6.0.5 およびそれ以前
  • Incus 6.1.0 以上 6.21.0 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアは停止しません。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃により、他のソフトウェアにも影響が及ぶ可能性があります。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-23954
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-23954
  2. 関連文書 : incus/internal/server/instance/drivers/driver_lxc.go at 1d802206b819e84d1bbc27ef4244cc01af02279a  lxc/incus  GitHub (https://github.com/lxc/incus/blob/HEAD/internal/server/instance/drivers/driver_lxc.go#L7294)
  3. 関連文書 : Container image templating arbitrary host file read and write  Advisory  lxc/incus  GitHub (https://github.com/user-attachments/files/24473599/template_arbitrary_write.sh)
  4. 関連文書 : Container image templating arbitrary host file read and write  Advisory  lxc/incus  GitHub (https://github.com/user-attachments/files/24473601/templates_arbitrary_write.patch)
  5. 関連文書 : incus/internal/server/instance/drivers/driver_lxc.go at 1d802206b819e84d1bbc27ef4244cc01af02279a  lxc/incus  GitHub (https://github.com/lxc/incus/blob/HEAD/internal/server/instance/drivers/driver_lxc.go#L7215)
更新履歴

  • [2026年02月02日]
      掲載