【活用ガイド】

JVNDB-2026-001526

trailofbitsのFicklingにおける複数の脆弱性

概要

FicklingはPythonのピクルを逆コンパイルし静的解析を行うツールです。Ficklingのバージョン0.1.6まで(含む)はPythonのrunpyモジュールを安全でないものとして扱っていませんでした。このため、runpy.run_path()やrunpy.run_module()を使用する悪意のあるピクルは、明らかに悪意がある(OVERTLY_MALICIOUS)ではなく疑わしい(SUSPICIOUS)と分類されていました。ユーザーがFicklingの出力をもとにピクルのデシリアライズが安全かどうかを判断している場合、この誤分類により、攻撃者が制御するコードをシステム上で実行できる可能性があります。この問題は、Ficklingをピクルのデシリアライズのセキュリティゲートとして使用するワークフローや製品全般に影響を及ぼします。この問題はバージョン0.1.7で修正されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


trailofbits
  • Fickling 0.1.7 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不完全なブラックリスト(CWE-184) [その他]
  2. 信頼できないデータのデシリアライゼーション(CWE-502) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-22606
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-22606
  2. 関連文書 : Release v0.1.7  trailofbits/fickling  GitHub
  3. 関連文書 : Add runpy to unsafe modules  trailofbits/fickling@9a2b3f8  GitHub
更新履歴

  • [2026年01月19日]
      掲載