【活用ガイド】

JVNDB-2025-025941

LinuxのLinux Kernelにおける不特定の脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、btrfsの無効なrelocツリーのルートキーがスタックダンプと共に拒否される問題が修正されました。この脆弱性は、Syzbotによってprepare_to_merge()関数内でASSERT()がトリガーされてクラッシュが発生することが報告されたものであり、relocツリーが正しくサブボリュームツリーにより指し戻されていることを確認するASSERT()に関連しています。さらなるデバッグにより、無効なrelocツリーが存在することが判明し、これはツリーブロックが非サブボリュームツリーで誤って共有されていることに起因していると分かりました。修正では専用の対策と共にtree-checkerが追加され、relocツリーがサブボリュームのみに存在可能であることを検査し、破損したオンディスクデータによる影響を防ぐように改善されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 5.16 以上 6.1.46 未満
  • Linux Kernel 5.2.19 以上 5.3 未満
  • Linux Kernel 5.3.4 以上 5.15.127 未満
  • Linux Kernel 6.2 以上 6.4.11 未満
  • Linux Kernel 6.5

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2023-53618
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2023-53618
  2. 関連文書 : btrfs: reject invalid reloc tree root keys with stack dump - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/3ae93b316ca4b8b3c33798ef1d210355f2fb9318)
  3. 関連文書 : btrfs: reject invalid reloc tree root keys with stack dump - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/6ebcd021c92b8e4b904552e4d87283032100796d)
  4. 関連文書 : btrfs: reject invalid reloc tree root keys with stack dump - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/84256e00eeca73c529fc6196e478cc89b8098157)
  5. 関連文書 : btrfs: reject invalid reloc tree root keys with stack dump - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/314135b7bae9618a317874ae195272682cf2d5d4)
更新履歴

  • [2026年02月10日]
      掲載