【活用ガイド】

JVNDB-2025-025766

LinuxのLinux KernelにおけるNULL ポインタデリファレンスに関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、hv: vmbusのACPIルートオブジェクトハンドルを逆参照しないようにする脆弱性が修正されました。この問題は、VMBusクライアントドライバーがHyper-VのMMIO領域を検出する際に、ACPI名前空間のルートオブジェクトを誤って参照し、NULLポインター逆参照を引き起こすことで発生します。結果として、特にQEMUのVMBus実装など一部の環境では起動時にカーネルパニックが発生する可能性があります。この脆弱性は、ACPI名前空間のルートオブジェクトでの探索を明示的に終了させることで修正されました。なお、この問題はKVM/QEMU環境下のLinuxゲストで一般的に発生せず、特定の条件下でのみ影響します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.3 以上 6.1.53 未満
  • Linux Kernel 6.2 以上 6.4.16 未満
  • Linux Kernel 6.5 以上 6.5.3 未満

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2023-53647
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2023-53647
  2. 関連文書 : Drivers: hv: vmbus: Don't dereference ACPI root object handle - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/78e04bbff849b51b56f5925b1945db2c6e128b61)
  3. 関連文書 : Drivers: hv: vmbus: Don't dereference ACPI root object handle - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/96db43aced395844a7abc9a0a5cc702513e3534a)
  4. 関連文書 : Drivers: hv: vmbus: Don't dereference ACPI root object handle - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/9fc162c59edc841032a3553eb2334320abab0784)
  5. 関連文書 : Drivers: hv: vmbus: Don't dereference ACPI root object handle - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/64f09d45e94547fbf219f36d1d02ac42742c028c)
更新履歴

  • [2026年02月05日]
      掲載