【活用ガイド】

JVNDB-2025-025449

LinuxのLinux Kernelにおける有効期限後のメモリの解放の欠如に関する脆弱性

概要

Linuxカーネルのio_uringにおいて、ファイルシステムがnowaitバッファードリードをサポートしていない場合にfgetリークが発生する脆弱性が修正されました。これはocfs2ファイルシステム上でio_uringを使用してlink-cpを実行した際に障害が報告され、umount時にターゲットがビジー状態になる問題として現れました。問題の原因は、fget()/fput()の処理で、すでに割り当てられているreq-fileを再割り当てしてしまいリークが発生することにありました。この脆弱性はv5.18のコミットにより導入され、その後の修正でreq-fileがすでに設定されている場合は再割り当てを行わないように対応されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 5.17.9 以上 5.18 未満
  • Linux Kernel 5.18.1 以上 6.1.16 未満
  • Linux Kernel 6.2 以上 6.2.3 未満
  • Linux Kernel 5.18

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 有効期限後のメモリの解放の欠如(CWE-401) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2023-53511
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2023-53511
  2. 関連文書 : io_uring: fix fget leak when fs don't support nowait buffered read - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/54aa7f2330b82884f4a1afce0220add6e8312f8b)
  3. 関連文書 : io_uring: fix fget leak when fs don't support nowait buffered read - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/75a499fc9d66a32271e2b3e4ca71156e8ad3b484)
  4. 関連文書 : io_uring: fix fget leak when fs don't support nowait buffered read - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/10fb2e16ee6ffaf1716b9e90d007e6b300bfa457)
更新履歴

  • [2026年01月28日]
      掲載