【活用ガイド】

JVNDB-2025-025356

LinuxのLinux Kernelにおける誤った領域へのリソースの漏えいに関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。media: i2c: max9286モジュールを削除するとカーネルoopsが発生します。この問題は、仮想アドレス000000aa00000094でのカーネルページング要求を処理できなかったことに起因します。Mem abort情報は以下の通りです。ESR=0x96000004、EC=0x25: DABT (現在EL)、IL=32ビット、SET=0、FnV=0、EA=0、S1PTW=0、FSC=0x04: レベル0の変換障害です。データアボート情報はISV=0、ISS=0x00000004、CM=0、WnR=0です。ユーザページテーブルは4kページ、48ビット仮想アドレスで、pgdp=0000000880d85000、pgd=0000000000000000、p4d=0000000000000000です。内部エラーとしては、Oops: 96000004 [#1] PREEMPT SMPが報告されています。モジュール連結中にはfsl_jr_uio、caam_jr、rng_core、libdes、caamkeyblob_desc、caamhash_desc、caamalg_desc、crypto_engine、max9271、authenc、crct10dif_ce、mxc_jpeg_encdecなどが含まれています。CPUは2で、PIDは713、コマンドはrmmodです。システムはTainted: G C 5.15.5-00057-gaebcd29c8ed7-dirty #5です。ハードウェア名はFreescale i.MX8QXP MEK (DT)で、pstateは80000005 (Nzcv daif -PAN -UAO -TCO -DIT -SSBS BTYPE=--)です。pcはi2c_mux_del_adapters+0x24/0xf0、lrはmax9286_remove+0x28/0xd0 [max9286]、spはffff800013a9bbf0です。OOPSの原因は、I2Cクライアントデータがもはやmax9286_privではなくv4l2_subdevを指していることです。この変更はmax9286_init()で実施され、その後v4l2_i2c_subdev_init()が呼ばれています。修正内容にはmax9286_remove()関数の修正が含まれており、混乱を避けるためmax9286_probe()内のi2c_set_clientdata()の呼び出しは削除されました。また、max9286_init()はi2c_get_clientdata()を使用せず、privへのポインタを取得できるように変更されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.1 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 5.16 以上 5.17.14 未満
  • Linux Kernel 5.18 以上 5.18.3 未満
  • Linux Kernel 5.9 以上 5.15.46 未満

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 誤った領域へのリソースの漏えい(CWE-668) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-49509
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2022-49509
  2. 関連文書 : media: i2c: max9286: fix kernel oops when removing module - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/579c77595dbbdfe4f2edf335899f86ac51eca4e9)
  3. 関連文書 : media: i2c: max9286: fix kernel oops when removing module - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/9dd783274c89c21a038d967b52a858a297e767f8)
  4. 関連文書 : media: i2c: max9286: fix kernel oops when removing module - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/a4ec75df70575cdf33d9638c7844e729bfe6ce24)
  5. 関連文書 : media: i2c: max9286: fix kernel oops when removing module - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/365ab7ebc24eebb42b9e020aeb440d51af8960cd)
更新履歴

  • [2026年01月27日]
      掲載