【活用ガイド】

JVNDB-2025-025288

LinuxのLinux Kernelにおける不特定の脆弱性

概要

Linuxカーネルのf2fsモジュールにおいて、iocbの割り当てロジックの不備によりカーネルページの処理中に障害が発生する問題が修正されました。この脆弱性は、'f2fs_direct_IO_enter'のトレースイベントにおいてiocbポインタが正しくコピーされず、その結果トレース出力で無効なアドレスにアクセスしてしまうことに起因します。本修正では、トレース情報の表示に必要なiocbデータを安全にコピーすることで問題を解決し、同様のコード箇所でも同時に修正を施しました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.1 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 5.17 以上 6.0.16 未満
  • Linux Kernel 6.1 以上 6.1.2 未満

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-50270
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2022-50270
  2. 関連文書 : f2fs: fix the assign logic of iocb - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/b4244ca341ea95c52ee8fa93d04f5af3e584dd37)
  3. 関連文書 : f2fs: fix the assign logic of iocb - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/d555aa37566c5c3728f2e52047a9722eae2aed93)
  4. 関連文書 : https://git.kernel.org/stable/c/0db18eec0d9a7ee525209e31e3ac2f673545b12f
更新履歴

  • [2026年01月26日]
      掲載