【活用ガイド】

JVNDB-2025-025061

LinuxのLinux Kernelにおける競合状態に関する脆弱性

概要

Linuxカーネルに存在する競合状態の脆弱性により、複数のユーザーがsynthetic_eventsノードを同時に操作すると、use-after-freeまたはdouble-freeが発生する可能性があります。この問題は"last_cmd"変数への非同期アクセスに起因し、パッチでは"lastcmd_mutex"の導入によって非同期アクセスを防止し、修正されました。競合状態によりメモリの二重解放や解放後のメモリ使用が発生するため、KASAN環境下でのテストコードが付録として提供されています。この脆弱性を悪用されるとシステムの安定性やセキュリティに重大な影響を及ぼします。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 5.18 以上 6.1.24 未満
  • Linux Kernel 6.2 以上 6.2.11 未満
  • Linux Kernel 6.3

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2023-53478
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2023-53478
  2. 関連文書 : tracing/synthetic: Fix races on freeing last_cmd - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/8826d9e7bd51e7656f78baa4472e8e2f5e7069f0)
  3. 関連文書 : tracing/synthetic: Fix races on freeing last_cmd - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/9fe183f659a2704255e5d84f6ae308c234a113ec)
  4. 関連文書 : tracing/synthetic: Fix races on freeing last_cmd - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/4ccf11c4e8a8e051499d53a12f502196c97a758e)
更新履歴

  • [2026年01月22日]
      掲載