【活用ガイド】

JVNDB-2025-025060

LinuxのLinux Kernelにおける解放済みメモリの使用に関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。cxl/acpiのcxl_parse_cfmws()関数におけるuse-after-freeの問題が修正されています。KASANおよびKFENCEによってCXLドライバー内でのuse-after-freeが検出されました。この問題はcxl_decoder_add()の失敗パスで発生します。KASANは以下のエラーを出力します。BUG: KASAN: slab-use-after-free in cxl_parse_cfmws (drivers/cxl/acpi.c:299)。この問題はcxl_parse_cfmws()関数内で、put_device()が呼ばれてcxldの解放が行われた後に、そのメモリへアクセスしてしまうことにより発生します。dev_err()内で解放されたメモリを指すのではなく、ローカル変数を使用するように変更しました。dev_err()はリソースの情報を出力しているため、固定コードの出力フォーマットを%pr形式の指定子を使うように変更しました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.0 以上 6.1.43 未満
  • Linux Kernel 6.2 以上 6.4.8 未満
  • Linux Kernel 6.5

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 解放済みメモリの使用(CWE-416) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2023-53479
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2023-53479
  2. 関連文書 : cxl/acpi: Fix a use-after-free in cxl_parse_cfmws() - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/4cf67d3cc9994a59cf77bb9c0ccf9007fe916afe)
  3. 関連文書 : cxl/acpi: Fix a use-after-free in cxl_parse_cfmws() - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/748fadc08bcbdaf573b34d9784bb3dbd87441dbf)
  4. 関連文書 : cxl/acpi: Fix a use-after-free in cxl_parse_cfmws() - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/316db489647b8ddc381682597e89787eac61a278)
更新履歴

  • [2026年01月22日]
      掲載