【活用ガイド】

JVNDB-2025-023573

 Fugue-projectのFugueにおける信頼できないデータのデシリアライゼーションに関する脆弱性

概要

Fugueは、ユーザーがPython、Pandas、およびSQLコードをSpark、Dask、Ray上で最小限の書き換えで実行できる統合インターフェースです。バージョン0.9.2以前には、FlaskRPCServerを介したpickleデシリアライズによってリモートコードが実行される脆弱性が存在します。Fugueフレームワークは分散コンピューティング操作のためにRPCサーバーシステムを実装しています。そのRPCサーバー実装のコア機能では、fugue/rpc/flask.pyの_decode()関数がcloudpickle.loads()を使用して、データを無加工でデシリアライズしています。その結果、RPCサーバーが悪意のあるpickleデータを処理すると、リモートコードが実行される脆弱性が発生します。この脆弱性は、クライアントが任意のシリアライズ済みPythonオブジェクトをサーバーに送信でき、その内容がサーバー側でデシリアライズされるため、攻撃者が被害者のマシン上で任意のコードを実行できるという点にあります。この問題はコミット6f25326によって修正されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Fugue-project
  • Fugue 0.9.1 およびそれ以前

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 信頼できないデータのデシリアライゼーション(CWE-502) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-62703
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2025-62703
  2. 関連文書 : Adding security warnings to Flask RPCServer (#564)  fugue-project/fugue@6f25326  GitHub
更新履歴

  • [2026年01月06日]
      掲載