【活用ガイド】

JVNDB-2025-023447

NI LabVIEWのLVResFile::RGetMemFileHandle()に境界外読み取りが発生することで情報漏えいが可能となる脆弱性

概要

NI LabVIEWには、破損したVIファイルを解析する際のLVResFile::RGetMemFileHandle()において、境界外読み取りの脆弱性が存在します。攻撃者が特別に細工したVIファイルをユーザーに開かせることで、この脆弱性を悪用される可能性があります。結果として、情報漏えいや任意のコードが実行される可能性があります。この脆弱性は、NI LabVIEW 2025 Q3 (25.3)およびそれ以前のバージョンに影響します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


日本ナショナルインスツルメンツ
  • LabVIEW 2022
  • LabVIEW 2023
  • LabVIEW 2024
  • LabVIEW 2025

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

日本ナショナルインスツルメンツ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外読み取り(CWE-125) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-64462
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2025-64462
更新履歴

  • [2025年12月26日]
      掲載