【活用ガイド】

JVNDB-2025-023440

VIファイル解析時に情報漏洩が発生する脆弱性

概要

NI LabVIEW の LVResFile::FindRsrcListEntry() には、破損した VI ファイルを解析する際にスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。この脆弱性によって、情報漏洩や任意のコード実行が発生する可能性があります。攻撃者が特別に細工した VI ファイルをユーザーに開かせることで、脆弱性を悪用できます。この脆弱性は、NI LabVIEW 2025 Q3 (25.3) およびそれ以前のバージョンに影響します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


日本ナショナルインスツルメンツ
  • LabVIEW 2022
  • LabVIEW 2023
  • LabVIEW 2024
  • LabVIEW 2025

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

日本ナショナルインスツルメンツ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. スタックベースのバッファオーバーフロー(CWE-121) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-64469
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2025-64469
更新履歴

  • [2025年12月26日]
      掲載