【活用ガイド】

JVNDB-2025-023419

D-Link DAP-1325のアクセス制御不備による情報漏えい脆弱性

概要

D-Link DAP-1325のファームウェアバージョン1.01には、認証されていない攻撃者が認証なしでデバイスの設定情報をダウンロードできるアクセス制御の不備による脆弱性が存在します。攻撃者は /cgi-bin/ExportSettings.sh エンドポイントを悪用し、エクスポート設定スクリプトに直接アクセスすることで、機密性の高い設定情報を取得できます。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


D-Link Corporation
  • DAP-1325 ファームウェア 1.01

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアは停止しません。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 重要な機能に対する認証の欠如(CWE-306) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2023-53896
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2023-53896
  2. 関連文書 : D-Link DAP-1325 - Broken Access Control - Hardware webapps Exploit
  3. 関連文書 : DAP-1325 N300 Wi-Fi Range Extender | D-Link
更新履歴

  • [2025年12月26日]
      掲載