【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-017972

センチュリー・システムズ製 FutureNet MA および IP-K シリーズにおける複数の脆弱性

概要

センチュリー・システムズ株式会社が提供する FutureNet MA および IP-K シリーズには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2025-54763

  • 製品内部向けの web ページに外部から認証なしでアクセスされる問題 (CWE-552) - CVE-2025-58152

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者:株式会社ゼロゼロワン 早川 宙也 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.2 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2025-54763 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:5.3 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2025-58152 の評価になります。
影響を受けるシステム


センチュリー・システムズ
  • FutureNet IP-K シリーズ Version 2.0.0 から 2.2.1 まで
  • FutureNet MA-E300 シリーズ Version 5.0.0 から 6.2.1 まで
  • FutureNet MA-P シリーズ Version 5.0.0 から 6.4.0 まで
  • FutureNet MA-S シリーズ Version 5.0.0 から 6.4.0 まで
  • FutureNet MA-X シリーズ Version 6.0.0 から 6.4.1 まで

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
  • 当該製品の WebUI にログインしたユーザーによって、任意の OS コマンドを実行される (CVE-2025-54763)

  • 認証なしで当該製品のファームウェアバージョンや Garbage Collection 情報を取得される (CVE-2025-58152)
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

[ワークアラウンドを実施する]
開発者は、ワークアラウンドの適用も推奨しています。
詳しくは、後述の [ベンダ情報] で開発者が提供する情報を確認してください。
ベンダ情報

センチュリー・システムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 外部からアクセス可能なファイルまたはディレクトリ(CWE-552) [その他]
  2. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-54763
  2. CVE-2025-58152
参考情報

  1. JVN : JVNVU#98191201
更新履歴

  • [2025年11月04日]
      掲載