【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-009576

エレコム製無線 LAN ルータにおける複数の脆弱性

概要

エレコム株式会社が提供する無線 LAN ルータには、次の複数の脆弱性が存在します。

 * ドキュメント化されていないデバッグ機能を有効化される問題(CWE-912) - CVE-2025-46267
 * Web 管理画面における OS コマンドインジェクション(CWE-78) - CVE-2025-53472

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者:株式会社ゼロゼロワン 早川 宙也 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.2 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2025-53472 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:4.9 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2025-46267 の評価になります。
影響を受けるシステム


エレコム株式会社
  • WRC-BE36QS-B v1.1.3 およびそれ以前のバージョン
  • WRC-W701-B v1.1.3 およびそれ以前のバージョン

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、当該製品の Web 管理画面にログイン可能な攻撃者によって、次のような影響を受ける可能性があります。

 * デバッグ機能を有効化される(CVE-2025-46267)
 * 任意の OS コマンドを実行される(CVE-2025-53472)
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

エレコム株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [その他]
  2. 非公開の機能(CWE-912) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-46267
  2. CVE-2025-53472
参考情報

  1. JVN : JVNVU#91615135
更新履歴

  • [2025年07月23日]
      掲載