【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-007754

コンテック製 CONPROSYS HMI System (CHS) における複数の脆弱性

概要

株式会社コンテックが提供する CONPROSYS HMI System (CHS) には、次の複数の脆弱性が存在します。

 * 反射型クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2025-34080
 * デバッグコードへの機密情報の挿入 (CWE-215) - CVE-2025-34081

この脆弱性情報は、下記の方が VulnCheck Inc. に報告した後、VulnCheck Inc. が製品開発者に直接報告しました。
その後、製品開発者からの調整依頼にもどづき JPCERT/CC が VulnCheck Inc. と開発者と調整を行いました。
報告者: Converge Technology Solutions Alex Williams 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2025-34080 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:5.3 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2025-34081 の評価になります。
影響を受けるシステム


株式会社コンテック
  • CONPROSYS HMI System (CHS) 3.7.7 より前のバージョン

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

 * 当該製品にアクセスしている状態のユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される (CVE-2025-34080)
 * 当該製品上の PHP 実行環境に関する情報を取得される (CVE-2025-34081)
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートしてください。
開発者は本脆弱性を修正した Ver.3.7.7 をリリースしています。

ベンダ情報

株式会社コンテック
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. デバッグコードへの重要な情報の挿入(CWE-215) [その他]
  2. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-34080
  2. CVE-2025-34081
参考情報

  1. JVN : JVNVU#92266386
更新履歴

  • [2025年07月02日]
      掲載