JVNDB-2025-005734
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OpenSSL x509 アプリケーションにおける、拒否設定の代わりに信頼設定を付加してしまう問題(OpenSSL Security Advisory [22nd May 2025])
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OpenSSL Project より、OpenSSL Security Advisory [22nd May 2025]("The x509 application adds trusted use instead of rejected use (CVE-2025-4575)")が公開されました。
深刻度−低(Severity:Low)
openssl コマンドラインツールの x509 アプリケーションは、特定の用途における拒否の設定を証明書に付加する -addreject オプションを指定した場合に、意図とは逆に信頼する設定を付加してしまいます(CWE-295、CVE-2025-4575)。
openssl コマンドラインツールの x509 アプリケーションで当該オプションを使用するユーザーのみが、この問題の影響を受けます。
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OpenSSL Project
- OpenSSL 3.5.1 より前の 3.5 系バージョン
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バージョン 3.5、3.4、3.3、3.2、3.1 および 3.0 の FIPS モジュールは本脆弱性の影響を受けません。
バージョン 3.4、3.3、3.2、3.1、3.0、1.1.1 および 1.0.2 は本脆弱性の影響を受けません。
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拒否されるべき証明書が、信頼された証明書として扱われる可能性があります。
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[アップデートする]
開発者による本脆弱性公開時点では深刻度が低であるため、OpenSSL git リポジトリにて commit のみが提供されました。
その後、2025 年 7 月 1 日 (現地時間) に本脆弱性を修正した以下のバージョンがリリースされました。
* OpenSSL 3.5.1
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OpenSSL Project
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- 不正な証明書検証(CWE-295) [その他]
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- CVE-2025-4575
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- JVN : JVNVU#91298012
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- [2025年05月28日]
掲載
- [2025年07月04日]
対策:内容を更新
ベンダ情報:OpenSSL Project (Commit e96d224) を削除
ベンダ情報:OpenSSL Project (Release OpenSSL 3.5.1) を追加
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