【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-004079

セイコーエプソン製 Windows 版プリンタードライバーにおける不適切なファイルアクセス権設定の脆弱性

概要

セイコーエプソン株式会社が提供する Windows 版プリンタードライバーには、日本語以外の言語環境へのインストールまたは日本語以外の言語での使用を選択した場合に、次の脆弱性が存在します。

インストール時の不適切なファイルアクセス権設定(CWE-276)- CVE-2025-42598

この脆弱性情報は、次の方が製品開発者に直接報告し、製品開発者との調整を経て、製品利用者への周知を目的に JVN での公表に至りました。
報告者:Private security researcher Erkan Ekici 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


セイコーエプソン株式会社
  • (複数の製品)

影響を受けるプリンタードライバーは広範囲に及びます。 詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。
想定される影響

プリンタードライバーがインストールされている Windows システム上で、SYSTEM 権限で任意のコードを実行される可能性があります。

ユーザーのシステムを攻撃する目的で作成された DLL ファイルを、攻撃者が意図する場所にユーザが自ら配置することを想定しています。
対策

[対策ツールを適用する]
開発者が提供する情報をもとに、ワークフォルダのアクセス権限を修正する「Epsonプリンタードライバーセキュリティサポートツール」を適用してください。
ベンダ情報

セイコーエプソン株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切なデフォルトパーミッション(CWE-276) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-42598
参考情報

  1. JVN : JVNVU#90649144
更新履歴

  • [2025年04月30日]
      掲載