【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-001017

ワイズ製 STEALTHONE D220/D340/D440 における複数の脆弱性

概要

株式会社ワイズが提供するネットワークストレージサーバー STEALTHONE D220/D340/D440 には、次の複数の脆弱性が存在します。

 * OSコマンドインジェクション(CWE-78)- CVE-2025-20016
 * OSコマンドインジェクション(CWE-78)- CVE-2025-20055
 * SQLインジェクション(CWE-89)- CVE-2025-20620

これらの脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者:株式会社ゼロゼロワン 早川 宙也 氏、神野 亮 氏
 
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2025-20055 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:7.5 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2025-20620 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:7.2 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2025-20016 の評価になります。
影響を受けるシステム


株式会社ワイズ
  • STEALTHONE D220 ファームウェア v6.03.02 およびそれ以前のバージョン - CVE-2025-20016、CVE-2025-20055、CVE-2025-20620
  • STEALTHONE D340 ファームウェア v6.03.02 およびそれ以前のバージョン - CVE-2025-20016、CVE-2025-20055、CVE-2025-20620
  • STEALTHONE D440 ファームウェア  v7.00.10およびそれ以前のバージョン - CVE-2025-20016

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
 * 当該製品の Web 管理画面にログインした管理者ユーザによって、任意の OS コマンドを実行される(CVE-2025-20016)
 * 当該製品にアクセス可能な第三者によって、任意の OS コマンドを実行される(CVE-2025-20055)
 * 当該製品にアクセス可能な第三者によって、Web 管理画面の管理者パスワードを窃取される(CVE-2025-20620)
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

株式会社ワイズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [その他]
  2. SQLインジェクション(CWE-89) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-20016
  2. CVE-2025-20055
  3. CVE-2025-20620
参考情報

  1. JVN : JVNVU#99653331
更新履歴

  • [2025年01月15日]
      掲載