【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000103

バッファロー製Wi-Fiルーター「WSR-1800AX4シリーズ」における強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

概要

株式会社バッファローが提供するWi-Fiルーター「WSR-1800AX4シリーズ」には、次の脆弱性が存在します。
  • 強度が不十分なパスワードハッシュの使用(CWE-916)- CVE-2025-46413
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:高知工業高等専門学校 近森麗彰 氏、立川崇之 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v4 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): 隣接ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 低
  • 完全性の影響 (VI): なし
  • 可用性への影響 (VA): なし
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
影響を受けるシステム


バッファロー
  • WSR-1800AX4 ファームウェア Ver.1.09より前のバージョン
  • WSR-1800AX4-KH ファームウェア Ver.1.19より前のバージョン
  • WSR-1800AX4B ファームウェア Ver.1.11より前のバージョン
  • WSR-1800AX4S ファームウェア Ver.1.11より前のバージョン

WSR-1800AX4Pは本脆弱性の影響を受けません。
本脆弱性はWPS機能が有効な場合に影響を受けます
想定される影響

攻撃者によって、PINコードおよびWi-Fiパスワードを窃取される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
本脆弱性は次のバージョンで修正されています。
  • WSR-1800AX4 ファームウェア Ver.1.09
  • WSR-1800AX4S ファームウェア Ver.1.11
  • WSR-1800AX4B ファームウェア Ver.1.11
  • WSR-1800AX4-KH ファームウェア Ver.1.19
ベンダ情報

バッファロー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-46413
参考情報

  1. JVN : JVN#13754005
更新履歴

  • [2025年11月07日]
     掲載