【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000102

CLUSTERPRO XおよびEXPRESSCLUSTER XにおけるOSコマンドインジェクションの脆弱性

概要

日本電気株式会社が提供するCLUSTERPRO XおよびEXPRESSCLUSTER Xには、次の脆弱性が存在します。
  • OSコマンドインジェクション(CWE-78)- CVE-2025-11546
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v4 による深刻度
基本値: 9.3 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク
  • 攻撃の複雑さ (AC): 低
  • 攻撃要件 (AT): なし
  • 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要
  • 利用者の関与 (UI): なし
  • 脆弱なシステムへの影響
  • 機密性の影響 (VC): 高
  • 完全性の影響 (VI): 高
  • 可用性への影響 (VA): 高
  • 後続システムへの影響
  • 機密性への影響 (SC): なし
  • 完全性への影響 (SI): なし
  • 可用性への影響 (SA): なし
影響を受けるシステム


日本電気
  • CLUSTERPRO X 4.0 for Linux
  • CLUSTERPRO X 4.1 for Linux
  • CLUSTERPRO X 4.2 for Linux
  • CLUSTERPRO X 4.3 for Linux
  • CLUSTERPRO X 5.0 for Linux
  • CLUSTERPRO X 5.1 for Linux
  • CLUSTERPRO X 5.2 for Linux
  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 4.0 for Linux
  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 4.1 for Linux
  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 4.2 for Linux
  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 4.3 for Linux
  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 5.0 for Linux
  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 5.1 for Linux
  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe 5.2 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X 4.0 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X 4.1 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X 4.2 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X 4.3 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X 5.0 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X 5.1 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X 5.2 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 4.0 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 4.1 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 4.2 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 4.3 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 5.0 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 5.1 for Linux
  • EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe 5.2 for Linux

想定される影響

攻撃者が当該製品に細工したネットワークパケットを送信した場合、認証無しで任意のOSコマンドを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

[ワークアラウンドを実施する]
次の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を回避することが可能です。
  • Firewallを有効にし、不要な通信を遮断する
  • 次のポートについて、クラスタに所属するホストのみに接続要求の受付を許可する
    ・データ転送(既定値:29002)

詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。
ベンダ情報

日本電気
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-11546
参考情報

  1. JVN : JVN#59387134
更新履歴

  • [2025年11月07日]
     掲載