【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2025-000018

ホームゲートウェイHGW-BL1500HMにおける複数の脆弱性

概要

KDDI株式会社が提供するホームゲートウェイHGW-BL1500HMには、次の複数の脆弱性が存在します。
  • ニックネーム登録画面における格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79)- CVE-2025-27567
  • USBストレージファイル共有機能における格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79)- CVE-2025-27574
  • USBストレージファイル共有機能のファイル/フォルダ一覧表示処理におけるパストラバーサル(CWE-22)- CVE-2025-27716
  • USBストレージファイル共有機能のファイルアップロード処理におけるパストラバーサル(CWE-22)- CVE-2025-27718
  • USBストレージファイル共有機能のファイルダウンロード処理におけるパストラバーサル(CWE-22)- CVE-2025-27726
  • USBストレージファイル共有機能のファイル削除処理におけるパストラバーサル(CWE-22)- CVE-2025-27932

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:徐 熙星 (ソ・フィソン) 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2025-27718の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.1 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2025-27932の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2025-27716の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2025-27567の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 3.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 物理
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2025-27574の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 物理
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2025-27726の評価になります。
影響を受けるシステム


KDDI
  • HGW-BL1500HM Ver 002.002.003およびそれ以前のバージョン

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
  • 当該製品のLAN側からのみアクセス可能な設定画面や機能を利用しているユーザーのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される(CVE-2025-27567、CVE-2025-27574)
  • LAN側から当該製品の特定機能への不正アクセスによって、当該製品上のファイルを窃取・改ざんされたり、任意のコードを実行される(CVE-2025-27716、CVE-2025-27718、CVE-2025-27726)
  • 当該デバイス上のファイルを削除されたり、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる(CVE-2025-27932)
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

株式会社KDDIテクノロジー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [IPA評価]
  2. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2025-27567
  2. CVE-2025-27574
  3. CVE-2025-27716
  4. CVE-2025-27718
  5. CVE-2025-27726
  6. CVE-2025-27932
参考情報

  1. JVN : JVN#04278547
更新履歴

  • [2025年03月19日]
      掲載