【活用ガイド】

JVNDB-2024-017357

OpenSSL における秘密鍵のタイミング攻撃に対する問題 (OpenSSL Security Advisory [20th January 2025])

概要

OpenSSL Project より、OpenSSL Security Advisory [20th January 2025] ("Timing side-channel in ECDSA signature computation (CVE-2024-13176)") が公開されました。

深刻度−低 (Severity:Low)
OpenSSL における ECDSA 署名計算には、秘密鍵が復元される可能性のあるタイミング攻撃に対する問題 (CWE-385、CVE-2024-13176) が報告されています。
ただし、本問題を悪用するには、署名アプリケーションへのローカルアクセスまたは低レイテンシの高速ネットワーク接続が必須となるため、深刻度は低となっています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

影響を受けるシステム


OpenSSL Project
  • OpenSSL 3.4.1 より前の 3.4 系バージョン
  • OpenSSL 3.3.3 より前の 3.3 系バージョン
  • OpenSSL 3.2.4 より前の 3.2 系バージョン
  • OpenSSL 3.1.8 より前の 3.1 系バージョン
  • OpenSSL 3.0.16 より前の 3.0 系バージョン
  • OpenSSL 1.1.1zb より前の 1.1.1 系バージョン
  • OpenSSL 1.0.2zl より前の 1.0.2 系バージョン

想定される影響

秘密鍵を復元される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者は本脆弱性を修正した以下バージョンをリリースしました。
 * OpenSSL 3.4.1 (3.4系ユーザー向け)
 * OpenSSL 3.3.3 (3.3系ユーザー向け)
 * OpenSSL 3.2.4 (3.2系ユーザー向け)
 * OpenSSL 3.1.8 (3.1系ユーザー向け)
 * OpenSSL 3.0.16 (3.0系ユーザー向け)
 * OpenSSL 1.1.1zb (1.1.1系ユーザー向け)
 * OpenSSL 1.0.2zl (1.0.2系ユーザー向け)

ベンダ情報

OpenSSL Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. データの信頼性についての不十分な検証(CWE-345) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-13176
参考情報

  1. JVN : JVNVU#95772889
更新履歴

  • [2025年01月24日]
      掲載