【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-013702

富士電機製複数製品における複数の脆弱性

概要

富士電機株式会社が提供する遠隔監視ソフトウェア TELLUS および TELLUS Lite、表示器の作画ソフトウェア V-SFT に含まれているシミュレータモジュールおよび遠隔監視ソフトウェア V-Server および V-Server Lite には、次の複数の脆弱性が存在します。

 * V-SFT、TELLUS、TELLLUS Lite における複数のスタックベースのバッファオーバーフロー (CWE-121) - CVE-2024-38309
 * TELLUS、TELLUS Liteにおける境界外読み取り (CWE-125) - CVE-2024-38389
 * V-Server、V-Server Liteにおける境界外読み取り (CWE-125) - CVE-2024-38658

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: Michael Heinzl 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2024-38309 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:7.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2024-38389 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:7.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2024-38658 の評価になります。
影響を受けるシステム


富士電機
  • TELLUS v4.0.19.0 およびそれ以前 (CVE-2024-38309、CVE-2024-38389)
  • TELLUS Lite v4.0.19.0 およびそれ以前 (CVE-2024-38309、CVE-2024-38389)
  • V-Server v4.0.19.0 およびそれ以前 (CVE-2024-38658)
  • V-Server Lite v4.0.19.0 およびそれ以前 (CVE-2024-38658)
  • V-SFT v6.2.2.0 およびそれ以前 (CVE-2024-38309)

想定される影響

細工されたファイルを開くことで、情報が漏えいしたり任意のコードが実行されたりする可能性があります。

対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。

ベンダ情報

富士電機
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. スタックベースのバッファオーバーフロー(CWE-121) [その他]
  2. 境界外読み取り(CWE-125) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-38309
  2. CVE-2024-38389
  3. CVE-2024-38658
参考情報

  1. JVN : JVNVU#97531313
更新履歴

  • [2024年11月29日]
      掲載