【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-012461

ソフトバンクメッシュ Wi-Fi ルーター RP562B における複数の脆弱性

概要

ソフトバンク株式会社が提供するメッシュ Wi-Fi ルーター RP562B には、次の複数の脆弱性が存在します。

 * 有効なままのデバッグ機能 (CWE-489) - CVE-2024-29075
 * OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2024-45827
 * 機微なシステム情報へアクセス可能 (CWE-497) - CVE-2024-47799

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者:NeroTeam Security Labs Samy Younsi 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.0 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2024-45827 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:4.6 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2024-29075 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:3.5 (注意) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2024-47799 の評価になります。


攻撃者が当該製品と同じ Wi-Fi ネットワークに接続して攻撃を行うシナリオを想定し、必要な特権レベル (PR) を 低 (L) と評価しました。

影響を受けるシステム


ソフトバンク株式会社
  • メッシュWi-Fiルーター RP562B ファームウェア バージョン v1.0.2 およびそれ以前

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

 * 当該デバイスの設定を取得されたり変更されたりする (CVE-2024-29075)
 * 任意の OS コマンドを実行される (CVE-2024-45827)
 * 接続中の機器情報が取得される (CVE-2024-47799)
対策

[アップデートする]
開発者によると、自動的に修正済みのファームウェアが適用されるため、ユーザーの対応は不要とのことです。
ベンダ情報

ソフトバンク株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. アクティブ状態のデバッグコード(CWE-489) [その他]
  2. 認可されていない制御領域への重要情報の漏えい(CWE-497) [その他]
  3. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-29075
  2. CVE-2024-45827
  3. CVE-2024-47799
参考情報

  1. JVN : JVNVU#90676195
更新履歴

  • [2024年11月13日]
      掲載
  • [2024年11月26日]
      概要:内容を更新
      CVSS による深刻度:補足情報追加