【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-011744

センチュリー・システムズ製 FutureNet NXR シリーズにおける REST-API 機能が意図せず有効化される問題

概要

センチュリー・システムズ株式会社が提供するルータである FutureNet NXR シリーズには、http-server(GUI)機能もしくは WEB 認証機能を有効にした状態で機器を起動した場合、REST-API 機能が自動的に有効となる問題(CWE-684)が存在します。
工場出荷時設定では http-server(GUI)機能が有効となっているため、明示的に http-server(GUI)機能および WEB 認証機能を無効に設定していない場合には REST-API 機能は有効となります。
なお、REST-API 機能で使用するユーザ名およびパスワードは、明示的に設定していなければ、工場出荷時設定のものが使われます。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
当該製品を REST-API 機能に関する設定を行わないまま使用しており、製品情報を知っている第三者によって攻撃される状況を想定しています。
影響を受けるシステム


センチュリー・システムズ
  • FutureNet NXR-G050 シリーズ ファームウェア Version 21.12.5 から 21.12.11 より前
  • FutureNet NXR-G060 シリーズ ファームウェア Version 21.15.6C1 より前
  • FutureNet NXR-G110 シリーズ ファームウェア Version 21.15.7 から 21.15.9 より前

想定される影響

第三者に REST-API 機能を使用され、当該製品の設定情報を窃取されたり、設定を変更されたりする可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

[ワークアラウンドを実施する]
開発者は、本脆弱性の影響を回避する方法を提供しています。
詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください。
ベンダ情報

センチュリー・システムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 指定された機能の不適切な提供(CWE-684) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-50357
参考情報

  1. JVN : JVNVU#95001899
更新履歴

  • [2024年11月01日]
      掲載