【活用ガイド】

JVNDB-2024-004328

HMS Industrial Networks 製 Anybus-CompactCom 30 におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

HMS Industrial Networks 社が提供する Anybus-CompactCom 30 には、次の脆弱性が存在します。
 * クロスサイトスクリプティング (CWE-79) − CVE-2024-6558
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

影響を受けるシステム


HMS Industrial Networks AB
  • Anybus-CompactCom 30 全てのバージョン

なお、本脆弱性は当該製品のWebサーバを稼働させている場合に影響を受けます。
想定される影響

本脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。
 * サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける
 * データを窃取される
 * 当該機器やそれに付随するシステムに対し高度な制御をされる(リモートコード実行含む)
 * ソーシャルエンジニアリング攻撃を受ける
対策

[ワークアラウンドを実施する]
開発者は、以下のワークアラウンドの実施を推奨しています。
 * 当該製品のモジュールで動作する Web ページにパスワード保護を追加する
 * 当該モジュール内の Web サーバを利用不可にするか、エンドユーザが使用不可にできるようにオプションを追加する
 * 当該製品が信頼できるネットワーク内で使用されていることを確認する
 * 制御システムと当該機器がファイアウォールの内側に配備され、企業ネットワークから隔離されていることを確認する
 * Anybus-CompactCom 30 module を Anybus-CompactCom 40 module に置き換える
詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください。
ベンダ情報

HMS Industrial Networks AB
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-6558
参考情報

  1. JVN : JVNVU#99469766
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-24-193-20
更新履歴

  • [2024年07月18日]
      掲載