【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-003831

複数の TP-Link 製品におけるOSコマンドインジェクションの脆弱性

概要

TP-LINK が提供する複数の製品には、バックアップ・リストア機能に関連したOSコマンドインジェクション (CWE-78) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、 JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者:株式会社ゼロゼロワン 早川 宙也 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


TP-LINK Technologies
  • Archer Air R5 (JP)_V1_1.1.6 Build 20240508 より前のファームウェア
  • Archer AX3000 (JP)V1_1.1.3 Build 20240415 より前のファームウェア
  • Archer AX5400 (JP)_V1_1.1.4 Build 20240429 より前のファームウェア
  • Archer AXE5400 (JP)_V1_1.0.3 Build 20240319 より前のファームウェア
  • Archer AXE75 (JP)_V1_1.2.0 Build 20240320 より前のファームウェア

想定される影響

当該デバイスにログインしたユーザーが、細工したバックアップファイルをリストアすることにより当該デバイス上で任意の OS コマンドを実行する可能性があります。
初期設定において当該デバイスへのログインは、 LAN ポートからあるいは Wi-Fi 接続によって行う必要があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。

ベンダ情報

TP-LINK Technologies
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-38471
参考情報

  1. JVN : JVNVU#99784493
更新履歴

  • [2024年06月28日]
      掲載