【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-003254

セイコーソリューションズ製 SkyBridge MB-A100/MB-A110 および SkyBridge BASIC MB-A130 におけるコマンドインジェクションの脆弱性

概要

セイコーソリューションズ株式会社が提供する SkyBridge MB-A100/MB-A110 および SkyBridge BASIC MB-A130 には、コマンドインジェクション(CWE-77)の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ゼロゼロワン 早川 宙也 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


セイコーソリューションズ株式会社
  • SkyBridge BASIC MB-A130 ファームウェア Ver. 1.5.5 およびそれ以前のバージョン
  • SkyBridge MB-A100 ファームウェア Ver. 4.2.2 およびそれ以前のバージョン
  • SkyBridge MB-A110 ファームウェア Ver. 4.2.2 およびそれ以前のバージョン

想定される影響

当該製品において遠隔監視制御機能が有効化されている場合、製品にアクセス可能な第三者によって、任意のコマンドを実行されたり、管理者権限でログインされたりする可能性があります。

[分析結果のコメント]
WAN 側からのアクセスにより侵害される状況を想定しています。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した以下のファームウェアをリリースしています。

 * SkyBridge MB-A100/MB-A110 Ver. 4.2.3 以降
 * SkyBridge BASIC MB-A130 Ver. 1.5.7 以降
 
[ワークアラウンドを実施する]
ファームウェアのアップデートが困難である場合は、開発者が推奨する以下の回避策または軽減策を実施してください。
[回避策]
 * 遠隔監視制御機能の無効化
 * 遠隔監視制御機能における、認証の有効化または暗号化の有効化

[軽減策]
 * 閉域網回線の利用

詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください。
ベンダ情報

セイコーソリューションズ株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. コマンドインジェクション(CWE-77) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-32850
参考情報

  1. JVN : JVNVU#94872523
更新履歴

  • [2024年06月03日]
      掲載