【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-003188

Panasonic 製 KW Watcher におけるメモリバッファーエラーの脆弱性

概要

Panasonic が提供する KW Watcher には、メモリバッファーエラー (CWE-119、CVE-2024-4162) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、次の方が開発者に報告し、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
発見者: Michael Heinzl 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.4 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 低
影響を受けるシステム


パナソニック株式会社
  • KW Watcher Ver.1.00 から Ver.2.83 まで

想定される影響

攻撃者によって細工された設定ファイルを開くことで、PC のメモリマップに関する情報を推測されたり、KW Watcher が強制終了されたりする可能性があります。
対策

[ワークアラウンドを実施する]
開発者は次のワークアラウンドの実施を推奨しています。

 * 信頼できない KWW ファイルを開かない
 * KWW ファイルを開いた際に「File open error」などのエラーダイアログが表示される場合や、KW Watcher が強制終了する場合は当該ファイルの使用を中止する

ベンダ情報

パナソニック株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-4162
参考情報

  1. JVN : JVNVU#95120091
更新履歴

  • [2024年05月17日]
      掲載