【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-000122

HAProxyにおけるHTTPリクエストスマグリングの脆弱性

概要

HAProxy Projectが提供するHAProxyのHTTP/3の実装には、不正な形式のHTTPヘッダーを受け入れる問題があり、この不正なヘッダーを含むリクエストをHTTP/1.1に準拠していないバックエンドサーバーへ転送した場合、HTTPリクエストスマグリング(CWE-444)攻撃に悪用される可能性があります。

この脆弱性情報は、下記の方が製品開発者に直接報告し、製品開発者との調整を経て、製品利用者への周知を目的に JVN での公表に至りました。
報告者: 株式会社FFRIセキュリティ 茂木裕貴 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


HAProxy Technologies
  • HAProxy 2.6系 2.6.18およびそれ以前のバージョン
  • HAProxy 2.8系 2.8.10およびそれ以前のバージョン
  • HAProxy 2.9系 2.9.9およびそれ以前のバージョン
  • HAProxy 3.0系 3.0.2およびそれ以前のバージョン

想定される影響

本製品がACL(Access Control List)によってアクセス制限しているパスにアクセスされ、結果として機微な情報を取得される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
本脆弱性は次のバージョンで修正されているとのことです。
  • HAProxy バージョン 2.6.19
  • HAProxy バージョン 2.8.11
  • HAProxy バージョン 2.9.10
  • HAProxy バージョン 3.0.3
ベンダ情報

HAProxy Technologies
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-53008
参考情報

  1. JVN : JVN#88385716
更新履歴

  • [2023年11月27日]
      掲載