【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-000107

RevoWorksクラウドにおける意図しないプロセス実行が可能となる脆弱性

概要

ジェイズ・コミュニケーション株式会社が提供するRevoWorksクラウドは、クライアントPC上にローカル環境から分離した環境(以下、「分離環境」)を構築します。分離環境内では、ウェブブラウザを実行するとともに、許可されていないプロセスを検知し実行を抑制する機能が提供されていますが、許可されていないプロセスを検知する機能に不備があります(CWE-863)。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を⽬的に、開発者がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


ジェイズ・コミュニケーション株式会社
  • RevoWorksクラウドクライアント 3.0.91およびそれ以前のバージョン

想定される影響

分離環境内で、意図しないプロセスが実行される可能性があります。
なお、分離環境内でマルウェアを実行してしまったとしてもローカル環境への干渉はできませんが、分離環境内で扱う情報が外部に漏えいしたり、レジストリ改ざんなどによって分離環境の動作が妨害される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、RevoWorksクラウドクライアントを最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

ジェイズ・コミュニケーション株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-47560
参考情報

  1. JVN : JVN#39280069
更新履歴

  • [2024年09月30日]
      掲載