【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-000091

IPCOMにおける処理時間の相違に起因する情報漏えいの脆弱性

概要

エフサステクノロジーズ株式会社が提供するIPCOMのSSLアクセラレータ機能およびSSL-VPN機能には、処理時間の相違に起因する情報漏えいの脆弱性(CWE-208)が存在します。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.9 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


エフサステクノロジーズ株式会社
  • IPCOM EX2シリーズ V01L02NF0001からV01L06NF0401まで、V01L20NF0001からV01L20NF0401まで、V02L20NF0001からV02L21NF0301まで
  • IPCOM VE2シリーズ V01L04NF0001からV01L06NF0112まで

想定される影響

通信内容を取得可能な攻撃者によって、暗号通信の一部が解読される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

[ワークアラウンドを実施する]
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を回避することができます。
・IPCOMの暗号スイートの設定にて、RSA鍵交換の暗号スイートを無効にする
詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください。
ベンダ情報

エフサステクノロジーズ株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-39921
参考情報

  1. JVN : JVN#29238389
更新履歴

  • [2024年08月30日]
      掲載