【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-000070

リコー製プリンタおよび複合機における境界外書き込みの脆弱性

概要

株式会社リコーが提供する複数のプリンタおよび複合機には、境界外書き込み(CWE-787)の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.2 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


リコー
  • (複数の製品)

詳細は以下を参照ください。

 ・RICOH IM C3510/C3010 System/Copy 2.00-00より前のバージョン
 ・RICOH IM C6010/C5510/C4510 System/Copy 2.00-00より前のバージョン
 ・RICOH IM C2510/C2010 System/Copy 2.00-00より前のバージョン
 ・RICOH IM C7010 System/Copy 1.05-00より前のバージョン
 ・RICOH IM 460F/370F System/Copy 1.10-00より前のバージョン
 ・RICOH IP C8510/C8510M/C8500/C8500M System 1.04-00より前のバージョン
想定される影響

遠隔の第三者によって細工されたリクエストを送信されることで、サービス運用妨害(DoS)攻撃を引き起こされたり、ユーザーデータが破損したりする可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。

・RICOH IM C3510/C3010 System/Copy 2.00-00
・RICOH IM C6010/C5510/C4510 System/Copy 2.00-00
・RICOH IM C2510/C2010 System/Copy 2.00-00
・RICOH IM C7010 System/Copy 1.05-00
・RICOH IM 460F/370F System/Copy 1.10-00
・RICOH IP C8510/C8510M/C8500/C8500M System 1.04-00
ベンダ情報

リコー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-39927
参考情報

  1. JVN : JVN#14294633
更新履歴

  • [2024年07月10日]
      掲載