【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-000047

サイボウズGaroonに複数の脆弱性

概要

サイボウズ株式会社が提供するサイボウズGaroonには、次の複数の脆弱性が存在します。
  • [CyVDB-3167]メールに関するデータの不適切な取り扱い(CWE-231)- CVE-2024-31397
  • [CyVDB-3221]APIに関する閲覧制限不備の脆弱性(CWE-201)- CVE-2024-31398
  • [CyVDB-3238]メールに関するサービスが高負荷となる脆弱性(CWE-1050)- CVE-2024-31399
  • [CyVDB-3439]スケジュールに関するクロスサイトスクリプティングの脆弱性(CWE-79)- CVE-2024-31401
  • [CyVDB-3441]共有ToDoに関する操作制限回避の脆弱性(CWE-863)- CVE-2024-31402
  • [CyVDB-3402]メールに関する情報漏えいの脆弱性(CWE-201)- CVE-2024-31400
  • [CyVDB-3151]メモに関する閲覧および操作制限回避の脆弱性(CWE-863)- CVE-2024-31403
  • [CyVDB-3471]スケジュールに関する閲覧制限不備の脆弱性(CWE-201)- CVE-2024-31404
CVE-2024-31401
この脆弱性情報は、次の方が開発者に報告し、製品利用者への周知を目的に、開発者がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
発見者: @bttthuan 氏

CVE-2024-31403
この脆弱性情報は、次の方が開発者に報告し、製品利用者への周知を目的に、開発者がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
発見者: 東内 裕二 氏

CVE-2024-31397、CVE-2024-31398、CVE-2024-31399、CVE-2024-31400、CVE-2024-31402、CVE-2024-31404
これらの脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2024-31401の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2024-31397の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2024-31398の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 低
※上記は、CVE-2024-31399の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2024-31402の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2024-31400の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2024-31403の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2024-31404の評価になります。
影響を受けるシステム


サイボウズ
  • サイボウズ ガルーン 5.0.0から5.15.2まで (CVE-2024-31397、CVE-2024-31398、CVE-2024-31399、CVE-2024-31401、CVE-2024-31402)
  • サイボウズ ガルーン 5.0.0から5.15.0まで (CVE-2024-31400)
  • サイボウズ ガルーン 5.0.0から6.0.0まで (CVE-2024-31403)
  • サイボウズ ガルーン 5.5.0から6.0.0まで (CVE-2024-31404)

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
  • 当該製品に管理者としてログイン可能なユーザによって、サービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける - CVE-2024-31397
  • 当該製品にログイン可能なユーザによって、ユーザ一覧の情報を取得される - CVE-2024-31398
  • 当該製品で細工されたメールを受信すると、サービス運用妨害(DoS)状態にされる - CVE-2024-31399
  • 当該製品にログインしているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2024-31401
  • 当該製品にログイン可能なユーザによって、共有ToDoに関するデータが削除される - CVE-2024-31402
  • 意図しないデータを取得される - CVE-2024-31400
  • 当該製品にログイン可能なユーザによって、メモに関するデータを取得されたり、改ざんされたりする - CVE-2024-31403
  • 当該製品にログイン可能なユーザによって、スケジュールに関するデータが閲覧される - CVE-2024-31404
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

サイボウズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
  2. 情報漏えい(CWE-200) [IPA評価]
  3. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-31397
  2. CVE-2024-31398
  3. CVE-2024-31399
  4. CVE-2024-31400
  5. CVE-2024-31401
  6. CVE-2024-31402
  7. CVE-2024-31403
  8. CVE-2024-31404
参考情報

  1. JVN : JVN#28869536
更新履歴

  • [2024年05月13日]
      掲載