【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-000040

バッファロー製無線LANルーターにおける複数の脆弱性

概要

株式会社バッファローが提供する複数の無線LANルーターには、次の複数の脆弱性が存在します。
  • パスワードの平文保存(CWE-256)- CVE-2024-23486
  • OSコマンドインジェクション(CWE-78)- CVE-2024-26023
これらの脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:株式会社サイバーディフェンス研究所 永岡 悟 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2024-26023の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2024-23486の評価になります。
影響を受けるシステム


バッファロー
  • WCR-1166DS ファームウェア Ver. 1.32およびそれ以前(CVE-2024-26023)
  • WSR-1166DHP ファームウェア Ver. 1.14およびそれ以前(CVE-2024-26023)
  • WSR-1166DHP2 ファームウェア Ver. 1.14およびそれ以前(CVE-2024-26023)
  • WSR-2533DHP ファームウェア Ver. 1.06およびそれ以前(CVE-2024-23486、CVE-2024-26023)
  • WSR-2533DHP2 ファームウェア Ver. 1.10およびそれ以前(CVE-2024-23486、CVE-2024-26023)
  • WSR-2533DHPL ファームウェア Ver. 1.06およびそれ以前(CVE-2024-23486、CVE-2024-26023)
  • WSR-A2533DHP2 ファームウェア Ver. 1.10およびそれ以前(CVE-2024-23486、CVE-2024-26023)

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
  • 当該製品のログイン画面にアクセスできる攻撃者によって、設定済みの認証情報を窃取される(CVE-2024-23486)
  • 当該製品にログイン可能な攻撃者によって、任意のOSコマンドを実行される(CVE-2024-26023)
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

バッファロー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [IPA評価]
  2. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-23486
  2. CVE-2024-26023
参考情報

  1. JVN : JVN#58236836
更新履歴

  • [2024年04月15日]
      掲載