【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2024-000020

エレコム製無線 LAN ルーターおよび無線 LAN 中継器における複数の脆弱性

概要

エレコム株式会社が提供する複数の無線 LAN ルーターおよび無線 LAN 中継器には、次の複数の脆弱性が存在します。
  • クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2024-21798
  • クロスサイトリクエストフォージェリ (CWE-352) - CVE-2024-23910

CVE-2024-21798
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 富士通株式会社 山口 翔生 氏

CVE-2024-23910
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社サイバーディフェンス研究所 永岡 悟 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2024-21798の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2024-23910の評価になります。
影響を受けるシステム


エレコム株式会社
  • WMC-X1800GST-B v1.41 およびそれ以前のバージョン (CVE-2024-21798) (CVE-2024-23910)
  • WRC-1167GS2-B v1.67 およびそれ以前のバージョン (CVE-2024-21798) (CVE-2024-23910)
  • WRC-1167GS2H-B v1.67 およびそれ以前のバージョン (CVE-2024-21798) (CVE-2024-23910)
  • WRC-1167GST2 ファームウェア v1.32およびそれ以前のバージョン(CVE-2024-21798、CVE-2024-23910)
  • WRC-2533GS2-B v1.62 およびそれ以前のバージョン (CVE-2024-21798) (CVE-2024-23910)
  • WRC-2533GS2-W v1.62 およびそれ以前のバージョン (CVE-2024-21798) (CVE-2024-23910)
  • WRC-2533GS2V-B v1.62 およびそれ以前のバージョン (CVE-2024-21798) (CVE-2024-23910)
  • WRC-2533GST2 ファームウェア v1.30およびそれ以前のバージョン(CVE-2024-21798) (CVE-2024-23910)
  • WRC-G01-W v1.24およびそれ以前のバージョン (CVE-2024-21798) (CVE-2024-23910)
  • WRC-X3200GST3-B v1.25およびそれ以前のバージョン (CVE-2024-21798) (CVE-2024-23910)
  • WSC-X1800GS-B v1.41 およびそれ以前のバージョン (CVE-2024-23910)

WMC-X1800GST-B および WSC-X1800GS-B は、同社が販売する e-Meshスターターキット「WMC-2LX-B」にも含まれます。
想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
  • 悪意を持った管理者により細工された内容があらかじめ設定された製品に、別の管理者がログインして操作した場合、ウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される - CVE-2024-21798
  • 当該製品にログインした状態の管理者が、細工されたページにアクセスした場合、当該製品に対して意図しない操作をさせられる - CVE-2024-23910
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

エレコム株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
  2. クロスサイトリクエストフォージェリ(CWE-352) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-21798
  2. CVE-2024-23910
参考情報

  1. JVN : JVN#44166658
更新履歴

  • [2024年02月20日]
      掲載
  • [2024年03月26日]
      影響を受けるシステム:内容を追記
  • [2024年05月28日]
      タイトル:内容を変更
      概要:内容を追記
      影響を受けるシステム:内容を追記
  • [2024年08月27日]
      影響を受けるシステム:内容を追記
  • [2024年11月26日]
      影響を受けるシステム:内容を追記